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医療コラム
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2025.06.07

【矯正治療をスタートする前の素朴な疑問を解決!カウンセリングから治療開始までの流れ】


こんにちは、岡山矯正歯科の院長 田川 淳平です。

矯正治療を検討している方の多くは、「カウンセリングではどんな話をされるの?」「矯正治療って具体的に何をするの?」「何件くらい相談して比較した方が良い?」「治療が始まるまでにどのくらい時間がかかるの?」など、初めて経験することに対して漠然とした不安を感じているものです。

矯正治療は、見た目の美しさを整えるだけでなく、咬み合わせを正しくし、歯磨きをしやすくするという医学的な意義もある重要な歯科治療です。

しかしその反面、治療期間が長く、費用も決して安くはありません。

そのため、いざ治療を受けるとなると「本当に自分に必要なのか」「どこで治療を受けるべきか」「失敗しないためには何を準備すればいいのか」と悩む方が多いのも事実です。

この記事では、矯正治療を安心してスタートするために、まず必要となる「カウンセリング」について徹底的に解説していきます。

カウンセリングとは何か、どのような流れで行われるのか、何件のクリニックに相談すればよいのか、カウンセリングで必ず聞くべきことは何か、そして実際に矯正装置を装着するまでに必要な準備や時間についても、具体的に紹介します。

「矯正に興味はあるけれど、どこから始めれば良いのか分からない」「ネットの情報がバラバラで余計に混乱する」という方にとって、本記事が道しるべとなることを願っています。

特にこれから矯正治療を始めようとしている患者さんに向けて、矯正専門のクリニックで実際に行われているプロセスをもとに、分かりやすく丁寧にまとめました。

初診時の雰囲気や質問のコツなど、リアルな視点も交えながら説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. カウンセリングとは?矯正治療前に行う大切な第一歩
  2. カウンセリングでは何をする?実際の流れを体験談風に紹介
  3. 矯正相談は何件まわるべき?後悔しないクリニック選びのコツ
  4. カウンセリングで必ず聞いておきたいことリスト
  5. カウンセリングから矯正装置の装着までの期間はどのくらい?
  6. 治療開始までのステップと注意点を徹底解説
  7. 不安がある人へのアドバイスとよくある質問への回答
  8. まとめ:納得して矯正治療を始めるためにできること
今回は矯正治療をスタートする前のカウンセリングから治療開始までの流れについてのお話です。
今回は矯正治療をスタートする前のカウンセリングから治療開始までの流れについてのお話です。

1. カウンセリングとは?矯正治療前に行う大切な第一歩

矯正治療においてカウンセリングは、単なる「説明の時間」ではありません。

それは患者さんと矯正歯科医師が本音で向き合い、信頼関係を築き、今後数年にわたる治療生活を成功へと導くための最初のステップです。

カウンセリングでは、まず患者さんの悩みや希望をじっくりとヒアリングします。

「前歯が出ていて気になる」「就職活動までに歯並びを整えたい」「マウスピース矯正がいい」「できるだけ目立たないようにしたい」「痛みが怖い」「費用が心配」など、患者さんごとに背景や価値観は異なります。

それらを踏まえて、矯正歯科医師は適切な治療法を選択し、説明する必要があります。

この段階で重要なのは、治療の選択肢が一つではないということです。

同じ症例でも、矯正歯科医院によって「抜歯か非抜歯か」「ワイヤーかマウスピースか」「治療期間の見通し」などが異なることがあります。

だからこそ、しっかりと自分の希望やライフスタイルを伝えることで、自分にとって最適な矯正治療法を一緒に見つけていくことが大切なのです。

さらに、カウンセリングでは矯正歯科医師だけでなく、スタッフの対応、医院の雰囲気、説明のわかりやすさなども見ておくべきポイントです。

長く通うことになる場所ですから、「ここなら安心して通える」と感じられるかどうかを自分の感覚で確かめることが重要です。

カウンセリングを受けたからといって、必ずしもすぐに治療を始める必要はありません。

納得できなければ別の矯正歯科医院を探すのも大切です。

逆に、カウンセリングで疑問がすべて解消され、「この先生なら信頼できる」と思えたなら、それが矯正治療をスタートする最良のタイミングでしょう。

最近ではオンラインカウンセリングを導入しているクリニックも増えています。

通院が難しい方や、まずは気軽に相談したいという方にとっては、良い選択肢になります。

自分に合った形で情報収集を進めましょう。

2. カウンセリングでは何をする?実際の流れを体験談風に紹介

実際にカウンセリングに行くと、どんなことが行われるのか分からず緊張する方も多いと思います。

そこでここでは、ある患者さんの体験をベースに、典型的なカウンセリングの流れを詳しく紹介します。

2-1. 受付・問診票の記入

受付前にご自宅でWEB問診票を記入していただく場合もありますし、受付で簡単な問診票に記入する場合もあります。

名前や連絡先だけでなく、「どの部分が気になるか」「希望する治療法」「治療に対する不安」などを記載する欄もあり、自分の思いを整理する良い機会になります。

この段階で記入する情報は、矯正歯科医師がカウンセリングを進める上で非常に参考になるため、できるだけ正確に書くことが大切です。

2-2. 歯科衛生士または初診カウンセラーによる聞き取り

多くの矯正専門医院では、まず専門の歯科衛生士またはカウンセラーが患者さんの話を聞きます。

生活背景、通院頻度、過去の治療経験、装置の希望、見た目のこだわりなどを時間をかけて聞き出してくれるため、安心して話すことができます。

2-3. 歯科医師による口腔内チェック

次に、矯正歯科医師が直接お口の中を診察します。

前歯の傾き、奥歯の咬み合わせ、歯の大きさ、歯列の幅などを確認し、治療が可能かどうかの診断を行います。

口腔内スキャナーを用いて撮影したり、口腔内写真を撮ったり、レントゲンを撮影する医院もあります。

この情報をもとに、どんな矯正治療が可能か、いくつかの選択肢が提示されます。

2-4. 治療法・期間・費用の説明

診察のあと、治療方針の提案があります。

「非抜歯でのマウスピース矯正が可能」「ワイヤー矯正のほうが安定しやすい」「治療期間はおよそ1年半から2年」「費用は総額で○○万円程度」など、できる限り具体的な説明がなされます。

この時点ではあくまで仮の計画であり、精密検査後に正式なプランが確定します。

2-5. 質疑応答と今後の流れの案内

不安なことがあれば遠慮なく質問しましょう。

例えば「痛みはどのくらい?」「仕事をしながらでも通える?」「いつから始められる?」など、率直な疑問はすべてこのタイミングで解消できます。

その後、精密検査の予約や次回の案内があり、カウンセリングは終了となります。

このようにカウンセリングは、ただ話を聞くだけでなく、疑問を解消し、自分に合った治療方針を見つけるための大切なプロセスです。

緊張しがちですが、どの医院も丁寧に対応してくれるので、安心して臨んでください。

カウンセリングでは聞き取り、口腔内チェックから説明まで行います。
カウンセリングでは聞き取り、口腔内チェックから説明まで行います。

3. 矯正相談は何件まわるべき?後悔しないクリニック選びのコツ

矯正治療は長期間にわたる通院と費用がかかる治療であるため、医院選びはその成否を大きく左右します。

だからこそ、「矯正相談は何件まわるべきか?」という疑問はとても重要です。

結論から言えば、少なくとも2~3件の矯正歯科医院で相談を受けることをおすすめします。

1件だけでは比較ができず、「他の選択肢があったかもしれない」と後悔するリスクがあるからです。

では、なぜ複数の医院に相談すべきなのか、具体的な理由を見ていきましょう。

3-1. 治療方針や技術の違いを比較できる

同じような歯並びでも、矯正歯科医院によって診断や治療法は異なります。

たとえば、ある矯正歯科医院では「抜歯が必要」と言われたのに、別の医院では「非抜歯でも可能」と判断されることも。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正のどちらを勧めるかも異なる場合があります。

矯正歯科医院ごとの考え方や技術力を比較することで、納得感のある選択ができます。

3-2. 費用や支払いプランの差を確認できる

矯正治療の費用は自由診療のため、矯正歯科医院ごとに大きく異なります。

総額はもちろん、調整料が毎回かかるか、保定装置(リテーナー)の費用が含まれているか、分割払いや医療ローンに対応しているかなど、細かな条件も異なります。

複数の矯正歯科医院で見積もりを取ることで、コストパフォーマンスの良い医院を見極めることができます。

3-3. 医師・スタッフの人柄や説明の分かりやすさを体感できる

治療方針や費用だけでなく、「この先生なら任せられる」「スタッフが親切で安心できる」と感じられるかどうかも大切です。

長く通う場所だからこそ、ストレスなく信頼関係を築けるかを見極めるためには、実際に足を運んでみるしかありません。

3-4. 通いやすさ・立地・診療時間の違いも要チェック

毎月通うことになる矯正治療では、クリニックの場所や診療時間も重要です。

学校や職場から通いやすいか、夜間や土日診療に対応しているかなど、ライフスタイルに合っているかを確認しましょう。

遠くの有名クリニックよりも、通いやすさ重視で選ぶことで継続しやすくなります。

3-5. 情報の信頼性を高める

一つの矯正歯科医院だけの情報では、その内容が妥当なのか判断が難しいものです。

複数の医院でカウンセリングを受けて共通点が多ければ信頼性が高まりますし、意見が大きく違えば「なぜ違うのか」を検証する材料になります。

矯正治療は、患者さん自身が主役となって取り組む歯科医療です。

だからこそ、矯正歯科医院選びに時間をかけることは決してムダではありません。

むしろ、納得と信頼を得て治療を始めるために必要なプロセスです。

2~3件の医院で話を聞いてみることで、より自分に合った治療が見えてくるでしょう。

4. カウンセリングで必ず聞いておきたいことリスト

カウンセリングは一方的に話を聞くだけの場ではありません。

患者さん自身が積極的に質問し、不安や疑問を解消することが非常に重要です。

ここでは、カウンセリング時に必ず聞いておきたい質問を目的別に詳しくご紹介します。

【目的1:治療の必要性を理解する】

・この歯並びは治療した方が良い状態なのか?

・放置すると将来的にどんな影響があるのか?(虫歯・歯周病・顎関節など) →なぜ矯正が必要なのか、自分の中で納得できる根拠を得るための質問です。

【目的2:治療方法と選択肢を把握する】

・マウスピースとワイヤー、それぞれのメリット・デメリットは?

・非抜歯と抜歯、どちらが自分に適しているのか?

・舌側矯正や部分矯正は可能か? →自分の希望や生活スタイルに合う方法を選ぶために、複数の選択肢を提示してもらいましょう。

【目的3:治療期間やスケジュールを見通す】

・治療にはどのくらいの期間がかかるのか?

・通院頻度はどのくらいか? ・特別なイベント(結婚式・受験・留学)に合わせたスケジュールは可能か? →ライフイベントと両立できるよう、柔軟な治療計画を立てるための質問です。

【目的4:費用と支払いについて把握する】

・総額の目安と内訳(装置代・調整料・保定装置など)は?

・分割払いやローンは利用できるか?

・医療費控除の対象になるか? →予算の目安や支払い計画を立てるために不可欠な質問です。

【目的5:日常生活への影響を理解する】

・治療中の痛みや食事への影響は?

・仕事・学校・スポーツなど日常生活に支障はあるか?

・話しにくくなる?口内炎はできやすい? →治療中の生活に不安がないかを確認するための質問です。

【目的6:万が一への備え】

・装置が外れた・壊れた場合の対応は?

・治療がうまく進まない場合の方針は?

・途中で通院できなくなった場合の対応は? →トラブルが起きた時にも安心できる医院かどうかを確認することができます。

これらの質問は一度にすべて聞く必要はありませんが、気になる項目は事前にメモしておくと安心です。

また、説明された内容をその場で理解できなかった場合は、遠慮なく「もう一度説明してほしい」と伝えることが大切です。

カウンセリングでしっかりと質問をすることで、自分の中の不安を明確にし、それを解決するための第一歩を踏み出せます。

後悔のない矯正治療のためには、受け身ではなく「自分で治療を選ぶ姿勢」が重要なのです。

5. カウンセリングから矯正装置の装着までの期間はどのくらい?

「カウンセリングを受けたあと、実際に矯正装置を装着するまでにどのくらいの時間がかかるのか?」というのは、多くの患者さんが抱く疑問のひとつです。

忙しい生活の中で治療スケジュールを組みたいと考えている方にとって、この流れを具体的に把握しておくことは非常に重要です。

矯正治療のスタートまでには、以下のようなプロセスを経るのが一般的です:

【ステップ1】初回カウンセリング(当日)

ここでは、お口の中の簡易チェックとヒアリングを行います。患者さんの悩みや希望を聞いたうえで、治療の方向性や可能性、装置の種類、概算の費用などが説明されます。まだこの段階では、矯正装置の装着には進みません。

【ステップ2】精密検査(1週間〜2週間以内)

矯正治療に進むことを希望した場合、次は精密検査です。レントゲン(セファロ・パノラマ)撮影、顔貌写真・口腔内写真の撮影、歯型採取、咬合チェックなどが行われます。場合によってはCT撮影も行われ、顎の骨の厚みや歯根の位置などを詳しく確認します。

【ステップ3】診断結果と治療計画の説明(検査から1週間〜2週間後)

検査結果をもとに、詳細な治療計画が立てられます。ここでは、抜歯の有無、使用する装置、予測される治療期間、通院頻度、費用の確定金額などが説明されます。口腔内の模型や3Dシミュレーション、写真などを使って説明されるため、治療後のイメージがしやすくなります。

【ステップ4】治療同意と装置の準備(説明から数日〜2週間)

治療計画に納得できた場合、同意書にサインして治療スタートの準備が始まります。ワイヤー矯正であれば装置の準備、マウスピース矯正であればアライナー製作が必要です。特にマウスピース矯正(インビザラインなど)は、装置製作に2〜3週間程度かかることが多いため、この期間を見越してスケジュールを立てる必要があります。

【ステップ5】装置装着・治療スタート

装置が完成したら、いよいよ治療開始となります。装着当日は1時間前後の時間がかかることもあるため、余裕を持ったスケジューリングが必要です。装着後には、痛みや違和感、食事・清掃の注意点、通院のタイミングなどについて丁寧な説明が行われます。

このように、初回カウンセリングから矯正装置の装着までには、平均して3週間〜1.5か月程度かかるのが一般的です。

混雑状況や治療内容によっては、それ以上の期間が必要となることもあります。

スムーズに治療を開始するためには、余裕を持ったスケジュール管理が大切です。

また、複数の矯正歯科医院に相談し比較している段階では、各医院の診療予約の取りやすさや対応スピードも重要な判断材料になります。

カウンセリングから矯正装置装着までは3週間から1.5か月ほどかかります。
カウンセリングから矯正装置装着までは3週間から1.5か月ほどかかります。

6. 治療開始までのステップと注意点を徹底解説

矯正治療は長期にわたる治療だからこそ、開始前のステップをしっかり理解しておくことが重要です。

ここでは、治療スタートまでの流れを改めて確認しながら、それぞれのステップで注意すべきポイントについて詳しく解説します。

【ステップ1】初回カウンセリングの受け方

カウンセリングでは、まず自分の悩みや希望を明確に伝えることが大切です。

目立たない装置を希望する、なるべく短期間で治したい、できるだけ抜歯を避けたい、など具体的に伝えることで、適切な提案が受けられます。

また、医院の設備やスタッフの対応も確認しておきましょう。

【ステップ2】精密検査の役割を理解する

矯正治療では「見た目」だけでなく「咬み合わせ」「顎の成長」などを総合的に評価する必要があります。

そのための精密検査はとても重要です。

検査項目の多さに驚くかもしれませんが、すべては安全で効果的な治療を行うための準備です。

検査前後で体調を整えておくこともポイントです。

【ステップ3】診断・治療計画の理解と確認

検査後の診断説明では、口腔内の模型や写真を使って歯の動きや治療ゴールを詳しく説明されます。

このとき「わかったつもり」で終わらず、分からない点はその場で質問しましょう。

また、矯正治療後の見た目だけでなく、後戻りリスクやメンテナンスの重要性など長期的な視点でも確認しましょう。

【ステップ4】契約・同意前にチェックしたいポイント

契約書には、治療内容、費用、通院頻度、治療期間、万が一のトラブル対応などが記載されています。

内容をよく読み、不明点は必ず質問しましょう。

また、支払い方法(分割、医療ローン、カード払いなど)もこの段階で整理しておくと安心です。

【ステップ5】装置装着の前に準備すること

矯正装置装着の数日前からは、口内環境を整えておくと良いでしょう。

装着当日は、痛みへの対処法や清掃の仕方、注意点を説明されるため、メモを取ると安心です。

特に食事制限や歯磨き習慣など、矯正生活への心構えをこの段階で持っておくことが重要です。

注意点として、装置装着後の違和感や痛み、生活の変化に備え、装着のタイミングは時間に余裕のある時期がおすすめです。

矯正治療は自分自身の努力も必要となる治療です。

準備期間を通じて、前向きな気持ちで治療に臨めるようにしておきましょう。

7. 不安がある人へのアドバイスとよくある質問への回答

矯正治療を始めるにあたって、多くの方が何かしらの不安を抱えています。

その内容は人それぞれですが、「痛みが怖い」「装置が目立つのでは?」「本当に続けられるのか」「治療の失敗が心配」など、さまざまな疑問や懸念が存在します。

この章では、そうした不安に一つひとつ寄り添いながら、前向きに治療をスタートするためのヒントと、よくある質問への答えをご紹介します。

【不安1】装置が目立つのでは?

近年では、透明なマウスピース型矯正装置や、歯の裏側に取り付ける舌側矯正など、目立ちにくい治療法が増えています。人と接する仕事をしている方、写真に写る機会が多い方にとっては大きな安心材料です。また、装置の色を歯に合わせて調整することも可能なため、カウンセリング時にしっかり相談してみましょう。

【不安2】痛みが心配…

矯正装置装着後や調整直後は、一定の痛みや違和感を感じることが多いですが、ほとんどの方が数日で慣れていきます。痛み止めを処方してくれるクリニックもあり、痛みの強さや継続時間にも個人差があります。どうしても耐えられない場合は、力の調整も可能です。

【不安3】話しにくくなったり、仕事に支障が出ないか?

舌側矯正や初期のマウスピース使用時には、発音しづらくなることがありますが、多くの場合1週間以内に慣れます。また、取り外し可能な装置の場合、プレゼンなど人前で話すシーンでは一時的に外すことも可能です。自分のライフスタイルに合った治療法を選ぶことが重要です。

【不安4】費用面が不安…

矯正治療は自由診療であるため、決して安い費用ではありません。しかし、多くの医院で分割払いや医療ローンを利用できるほか、医療費控除の対象にもなるため、結果的に負担を軽減する方法は複数存在します。費用に不安がある場合は、あらかじめ支払いプランを確認しておきましょう。

【不安5】本当に治療が成功するのか?

矯正治療の成功は、矯正歯科医師の技術力と患者さんの協力度の両方にかかっています。装置の使用時間を守り、通院を怠らないことで、治療計画に沿って歯が動きます。心配であれば、治療実績のある医院や矯正認定医が在籍する医院を選ぶと安心です。

このように、不安の多くは「知らないこと」から生まれます。

正確な知識を持ち、信頼できる矯正歯科医院と相談しながら進めることで、矯正治療への不安は大きく軽減されます。

この不安とそれに対するお答えもよく読んでみてください
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8. まとめ:納得して矯正治療を始めるためにできること

矯正治療を始めるかどうか迷っている方にとって、最も大切なのは「自分の意思で納得して治療をスタートすること」です。

この記事では、カウンセリングから装着までの流れ、不安や疑問への対処法、医院選びのポイントまでを幅広く紹介してきました。

最後に、矯正治療を始める前にできることを再確認しましょう。

【1】情報収集は多角的に行う
インターネットだけでなく、実際にカウンセリングを受ける、パンフレットを取り寄せる、口コミやSNSで体験談を探すなど、複数の情報源から判断することで、偏りのない理解が得られます。

【2】気になることは遠慮せず質問する
「こんなこと聞いていいのかな」と思うような些細な疑問こそ、遠慮せずに聞くことが大切です。信頼できる矯正歯科医院であれば、どんな質問にも丁寧に対応してくれるはずです。

【3】ライフプランと照らし合わせて計画を立てる
受験、就職、結婚、出産など、人生の大切なイベントとの兼ね合いも考慮して、無理のないスケジュールで治療を進めるようにしましょう。

【4】医院選びは慎重に
治療方針、技術、対応、費用、アクセス、すべてが自分にとって納得できる医院を選びましょう。1件だけでなく、複数の医院を比較検討することで後悔のない選択が可能です。

【5】家族や身近な人にも相談を
特に未成年の患者さんや、妊娠を控えた方、治療に迷っている方は、信頼できる家族やパートナーに相談することで安心感が得られます。

また、矯正歯科の初診カウンセリングについてお知りになりたい方はコチラをどうぞ。

矯正治療は「人生の選択」の一つといっても過言ではありません。

長く続く治療だからこそ、最初の一歩を丁寧に踏み出すことが、その後の矯正治療の満足度に直結します。

不安を感じるのは当然です。

しかし、それを正しい情報で乗り越え、納得のいく選択をすることで、治療が「やってよかった」と思えるものになるはずです。

この記事が、その第一歩を後押しする存在となれば幸いです。

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