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当院について
2024.09.08

【矯正装置の種類と選び方:メリット・デメリットを徹底解説!】


こんにちは、岡山矯正歯科の院長 田川 淳平です。

矯正治療を考える際、どの装置を選ぶかは非常に重要なポイントです。

近年、見た目の気になる方や生活スタイルに合わせたさまざまな矯正装置が登場しており、それぞれに特有のメリットやデメリットがあります。

本記事では、大人の歯並びの方(中学生から大人まで)に一般的に選ばれる3つの矯正装置、「ワイヤー矯正(唇側矯正)」、「リンガル矯正(舌側矯正)」、「アライナー矯正(マウスピース矯正)」の特徴と選び方について詳しく解説します。

左から、アライナー矯正、リンガル矯正、ワイヤー矯正の装置模型
  1. ワイヤー矯正(唇側矯正)
  2. リンガル矯正(舌側矯正)
  3. アライナー矯正(マウスピース矯正)

1.ワイヤー矯正(唇側矯正)

ワイヤー矯正のイメージ
ワイヤー矯正のイメージ

概要

ワイヤー矯正は、歯の表側にブラケットと言う装置を取り付けてワイヤーを通し、歯を動かす矯正方法です。

ブラケットの材質には、プラスチック、セラミック、メタル(金属)などが一般的に使用されており、最も歴史の長い矯正装置として知られています。

ちなみに、メタルブラケットは耐久性に優れ、セラミック製のものは審美性が高い点が特徴。

当院で使用しているブラケットは、外から見える前歯に関してはプラスチックかセラミックのものですので、見た目に関してはご安心頂ければと思います。

メリット

  • 様々な症例に対応:他の装置よりも歴史が長いため、様々な症例に対応することができ、複雑な不正咬合にも対応可能です。
  • 比較的安価:費用設定はクリニックによって異なりますが、他の矯正方法に比べて費用が抑えられることが多いです。

デメリット

  • 目立ちやすい:メタルやセラミックのブラケットが歯の表面に取り付けられるため、笑ったり話したりする際に装置が目立ちやすいです。当院では目立つブラケットを使っていませんが、それでも装置が歯の表側につくので、ある程度は目立ちます。
  • 口内炎のリスク:ブラケットが口内の粘膜に当たって、口内炎ができることがあります。これにより、装置が口内に与える不快感を感じる場合もあります。
  • 食事や清掃に不便:ブラケットが歯に固定されているため、食べ物が挟まりやすく、清掃が難しくなります。矯正中は特に丁寧な歯磨きが必要です。
  • 金属アレルギーのリスク:ワイヤーなどには金属が含まれます。このため、金属アレルギーの方は注意が必要です。

ワイヤー矯正(唇側矯正)が向いている人

ワイヤー矯正(唇側矯正)は、複雑な不正咬合をしっかりと治療したい方や、治療費を抑えたい方に適しています。

また、装置が目立つ点が気にならない方や、長期間の治療でも耐えられる方におすすめです。


ワイヤー矯正(唇側矯正)について、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラ

2.リンガル矯正(舌側矯正)

概要

リンガル矯正は、歯の裏側にブラケットを取り付けて歯を移動させる矯正方法です。

舌側矯正とも呼ばれ、外から装置が見えないため、審美性を重視する方に非常に人気があります。

特に大人の患者さんや職業上見た目に気を使う方に好まれます。

メリット

  • 目立ちにくい:装置が歯の裏側に取り付けられるため、外見からは矯正治療中であることが分かりにくいです(ただ、お口を大きく開けると、どうしても装置は見えてしまいます)。特に人前に立つことが多い職業の方にとって、この特徴は大きなメリットです。

デメリット

  • 費用が高い:表側矯正に比べて装置の費用が高いため、治療費が高額になることが多いです。また、歯の裏側に装置をつけた矯正治療には専門的な技術が必要であるため、通常の矯正治療よりもコストがかかります。
  • 不快感が強い場合がある:装置が舌に当たるため、話しにくさや不快感を感じることが多いです。また、慣れるまでに時間がかかることもあります。
  • 金属アレルギーのリスク:ワイヤー矯正と同様に、歯の裏側に装置があるため、歯磨きや食べ物が引っかかることが表側矯正よりも頻繁に起こります。

リンガル矯正(舌側矯正)が向いている人

リンガル矯正(舌側矯正)は、見た目を重視しつつも、効果的な治療を求める方に最適です。

特に職業柄装置が見えることを避けたい方や、大人の女性の患者さんにおすすめです。

一方で、費用が高いことや舌への不快感に耐えられるかどうかも重要なポイントとなります。


リンガル矯正(舌側矯正)について、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラ

3.アライナー矯正(マウスピース矯正)

アライナー矯正のイメージ

概要

アライナー矯正は、透明なマウスピース型の装置を使って歯を徐々に動かす治療法です。

代表的なものとして「インビザライン」が知られており、取り外しが可能で、目立たない点が特徴です。

近年では、審美性と快適さを求める患者さんに非常に人気が高まっています。

メリット

  • 目立たない:透明な素材で作られているため、装着していてもほとんど目立たず、矯正治療をしていることが他人に気づかれにくいです。特に見た目を気にする方にとって大きなメリットです。
  • 取り外し可能:食事や歯磨きの際に取り外しができるため、食べ物の制限がほとんどなく、清掃も簡単です。また、特別なイベントの際に取り外せるため、ライフスタイルに合わせて柔軟に対応できます。
  • 来院頻度が少ない:しっかりと装置を使用して頂ける患者さんの場合には、ワイヤー矯正のように月に1度では無く、来院頻度を少なくすることができます。

デメリット

  • 自己管理が必要:取り外しができるため、装着時間を守らないと効果が得られない可能性があります。推奨される1日22時間以上の装着時間を守ることが重要です。

アライナー矯正(マウスピース矯正)が向いている人

アライナー矯正(マウスピース矯正)は、見た目を気にしながらも快適に治療を続けたい方や、取り外し可能な装置を希望する方に最適です。

自己管理ができる方には特におすすめです。


アライナー矯正(マウスピース矯正)について、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラコチラ

矯正装置の選び方

矯正装置を選ぶ際は、以下のポイントを考慮することが大切です。

  1. 審美性:見た目を重視する場合、リンガル矯正やアライナー矯正が適しています。特に職業やライフスタイルに応じて、装置が見えることを避けたい方にはこれらの選択肢が最適です。
  2. 快適さと生活の利便性:装置の取り外しが可能なアライナー矯正は、生活の中で柔軟に対応したい方におすすめです。また、アライナー矯正は来院頻度を少なくすることもできます。
  3. 費用:治療費は装置の種類によって異なります。一般的にワイヤー矯正(唇側矯正)が最もコストが低く、リンガル矯正やアライナー矯正は高額になる傾向があります。ただ、岡山矯正歯科では、ワイヤー矯正(唇側矯正)とアライナー矯正の費用を同額にしております。

まとめ

矯正治療にはさまざまな選択肢がありますが、どの装置が最適かは個々の状況により異なります。

装置の種類ごとにメリット・デメリットを理解し、ライフスタイルや治療の目的に合わせた選択をすることが大切です。

矯正医としっかり相談しながら、自分に合った治療方法を選び、快適に矯正治療を進めていきましょう。

当院では、一人ひとりの患者さんに最適な矯正装置を提案し、快適な治療をサポートしています。

興味のある方はお気軽にご相談ください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

この記事を読んだ方が、より良い矯正治療を受けられることを願っています。

今後もどうぞご贔屓ご鞭撻のほどを。

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