皆さま、こんにちは。
「岡山矯正歯科」院長の田川 淳平です。
当院は岡山県岡山市にある矯正歯科、つまり歯並びと嚙み合わせの治療を専門に行うクリニックです。
矯正治療は治療終了までに数年の期間を要しますが、患者さんによって用いる装置が異なるように、治療期間も患者さんによって異なります。
皆さまの中には、矯正治療を受けたいなあと思い、矯正歯科医院に連絡するか迷っている際に、
「矯正治療は何年間くらいかかるのだろう?」や、
「子供の矯正治療と大人の矯正治療は期間が違うの?」
という疑問をお持ちになった方もおられると思います。
当院はなんと、院長も副院長も日本矯正歯科学会の認定医であり、矯正治療の治療経験も知識も豊富なんです。
その院長が、矯正治療の治療期間について今日はお話させて頂きます。
- Ⅰ期治療の治療期間は?
- Ⅱ期治療の治療期間は?
1.Ⅰ期治療の治療期間は?
矯正治療にはⅠ期治療とⅡ期治療があります。
Ⅰ期治療は、簡単に言うと子どもの時の治療。
混合歯列期と言って、乳歯(子どもの歯)と永久歯(大人の歯)のどちらもが生えている時期に行うもので、大体小学生の間に行うことが多いです。
このⅠ期治療は、前歯が並んだら終了というわけでは無く、基本的には全ての永久歯が生えそろい、大人の歯並びが完成するまで続きます。
一般的に最後に生えてくる歯は、前から数えて7番目の歯で、コレを十二歳臼歯と言い、大体12歳、小学校6年生くらいに生えてくるわけです(もちろん個人差はあります。)。
つまり、Ⅰ期治療は全ての永久歯が生えそろうまでなので、大体12歳くらいまで続く治療。
Ⅰ期治療は小学1年生で開始した場合には、小学6年生までの「6年間」。
小学3年生で開始した場合には、小学6年生までの「4年間」となります。
では、矯正治療を遅くスタートした方が治療期間が短くて良いかと言うと、そうでは無いため、注意が必要です。
遅くスタートすると、たしかに治療のために通院する期間は短くなりますが、当然治療の効果もかなり小さくなってしまう危険性があります。
もちろん患者さんのタイプによっては治療のスタートを急ぐ必要が無い方もおられますが、そこも含めて小学生になったら一度、矯正専門の歯医者さんに診てもらうことをお勧めします。
2.Ⅱ期治療の治療期間は?
Ⅱ期治療は、簡単に言うと大人の時の治療。
ただ、大人と言っても成人という意味では無く、大人の歯並びになってからの治療です。
先ほどⅠ期治療の話をした時に、大人の歯並びは大体小学6年生くらいに完成するとお話しました。
逆に言うと、中学生くらいから行う治療がⅡ期治療となります。
Ⅱ期治療には、歯にブラケットという装置を貼り、そこにワイヤーを通して歯を動かしていくマルチブラケット装置や、透明なマウスピース型矯正装置(アライナー)を用いて歯を動かします。
治療期間はどちらの装置であっても、非抜歯(歯を抜かない治療方法)で1~2年、抜歯(歯を抜く治療方法)で2~3年半くらいかかります。
実際に歯を抜くかどうかは、矯正専門の歯医者さんに診てもらってからの判断ですが、ガタガタが大きかったり、出っ歯(最近では口ゴボと言ったりしますね)の方は抜歯が必要になることが多いため、治療期間は長くなるとお考えください。
このブログを読んで、矯正治療の期間を知って、当院での矯正治療の初診カウンセリングを受けてみたいと思って頂けた方は、是非当院にお越しください。
この記事を読んだ方が、より良い矯正治療を受けられることを願っています。
今後もどうぞご贔屓ご鞭撻のほどを。