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医療コラム
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2025.09.11

【矯正装置の違いを徹底比較!ワイヤー(表側矯正)・裏側矯正・マウスピースの選び方ガイド】


こんにちは、岡山矯正歯科の院長 田川 淳平です。

「矯正治療を始めたいけれど、装置の種類が多すぎて、どれを選んだらいいのかわからない」
「見た目が気になるけれど、ちゃんと効果も出る矯正装置が良い」
「できるだけ安く、でも後悔しない選択をしたい」

こうした悩みを抱えて矯正歯科の門をたたく患者さんは、実際とても多くいらっしゃいます。

近年、矯正治療の選択肢は大きく広がりました。

かつては「表側矯正(ワイヤー)」のみが主流でしたが、現在では以下のような選択肢が一般的になりつつあります。

  • 表側矯正(ワイヤー矯正)
  • 裏側矯正(リンガル矯正)
  • マウスピース矯正(アライナー)

それぞれにメリット・デメリットがあり、矯正治療の効果・見た目・費用・期間・ライフスタイルとの相性も大きく異なります。

たとえば、見た目を最優先したい方にとっては「裏側矯正」や「マウスピース矯正」が魅力的に感じるかもしれません。

しかし、矯正装置が見えにくい分、発音への影響や費用の高さ、適応症例の制限など、実は事前に知っておくべき注意点もあります。

また、マウスピース矯正は「自分で取り外せる自由度」が好まれる一方、1日22時間以上の装着時間の確保ができなければ、矯正治療が計画通りに進まないというリスクも。

つまり、矯正治療で失敗しないためには「なんとなく」で矯正装置を選ぶのではなく、それぞれの矯正装置の特徴と、患者さんご自身のライフスタイル・目的に合っているかどうかをしっかりと照らし合わせることが非常に大切なのです。

この記事では、以下の3つの矯正装置について、実際の患者さんにご説明している内容をベースにわかりやすくまとめました。

  • 表側矯正(ワイヤーとブラケットを歯の表面に装着)
  • 裏側矯正(ブラケットを歯の裏側に付ける見えにくい装置)
  • マウスピース矯正(取り外しができる透明なアライナーを使用)

矯正歯科の選び方や費用の考え方も含めて、後悔しない矯正装置選びのヒントをたっぷり詰め込んでいます。

特に、岡山矯正歯科ではすべての矯正装置に対応しており、難症例にも対応可能な設計・診断体制が整っていますので、他院で断られた方にも安心してご相談いただけます。

ぜひ最後までお読みいただき、ご自身にとって最適な選択を見つけてください。

今回は矯正装置の違いについてのお話です。
今回は矯正装置の違いについてのお話です。
  1. 表側矯正(ワイヤー矯正)の特徴とメリット・デメリット
  2. 裏側矯正(リンガル矯正)の特徴とメリット・デメリット
  3. マウスピース矯正(アライナー)の特徴とメリット・デメリット
  4. それぞれの矯正装置の費用と期間を比較
  5. 見た目・痛み・嚙み合わせの違いを比較
  6. 矯正装置ごとに向いている人のタイプ
  7. 装置選びで後悔しないためのポイント
  8. 岡山矯正歯科での装置選択のサポート体制
  9. よくある質問(FAQ)
  10. まとめ:装置選びはライフスタイルと目的に合わせて

1. 表側矯正(ワイヤー矯正)の特徴とメリット・デメリット

表側矯正は、矯正治療の中で最も歴史が長く、世界中で採用されているスタンダードな方法です。

歯の表側(唇側)にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かすこの方法は、多くの症例に対応でき、矯正治療の確実性も非常に高いのが特徴です。

1-1.どんな仕組み?

歯の表面に小さな金具(=ブラケット)を接着し、それをワイヤーでつないで歯を少しずつ動かしていきます。

ブラケットには金属製のものや、白くて目立ちにくいセラミック製やプラスチック製のものがあり、岡山矯正歯科では、外から見える前歯には白いブラケットを、見えない奥歯には金属のものを使用して、見た目に配慮しています。

また、ワイヤー自体も「目立ちにくい白色のコーティングをしたタイプ」を選ぶことで、従来よりは見た目が目立ちにくくなります(デメリットもありますが)。

1-2.表側矯正のメリット

  • 多くの症例に対応可能
    出っ歯、受け口、叢生(ガタガタ歯列)、過蓋咬合など、あらゆる症状に対応できます。
  • 治療コントロールがしやすい
    歯を3次元的に正確に動かせるため、咬合(嚙み合わせ)の仕上がりも高精度です。
  • 比較的費用を抑えられる
    他の矯正装置に比べてコストが低く、トータル費用が“安い”傾向にあります。
  • 実績が豊富で安心感がある
    多くの臨床データと経験が蓄積されているため、矯正歯科医が上手で無くても治療の成功率が高いです。

1-3.表側矯正のデメリット

  • 矯正装置が見える
    唇を開けたときに装置が目立つため、見た目が気になる方にはデメリットに感じるかもしれません。
  • 痛みや違和感が出やすい
    ワイヤー調節時には「締め付け感」「痛い」という感覚が出ます。ただし数日で慣れる方がほとんどです。
  • 口内炎ができることも
    ブラケットやワイヤーが唇や頬の内側に当たって、口内炎になるケースも。

1-4.岡山矯正歯科での対応ポイント

  • 前歯には白いブラケットを標準対応
    見た目が気になる方でも「できる限り目立たない」ように配慮しています。
  • 痛みへの対策も万全
    可能な限り「段階的な調整」を行い、痛みを最小限に抑える工夫をしています。

表側矯正(ワイヤー矯正)について、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラをどうぞ。

2. 裏側矯正(リンガル矯正)の特徴とメリット・デメリット

2-1.表から見えない「裏側矯正」とは?

裏側矯正(リンガル矯正)は、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす矯正治療です。

表からはほとんど見えないため、“見えない矯正”として注目されており、接客業や人前に立つ仕事の方を中心に支持されています。

「矯正中であることをできる限り知られたくない」
「写真に写っても矯正装置が見えないようにしたい」

——そんな患者さんにとって、裏側矯正は非常に魅力的な選択肢です。

2-2.装置の仕組みと技術の高さ

裏側矯正は、表側と同じくブラケットとワイヤーを使用しますが、歯の裏側は凹凸が大きく、歯科医師からは見えにくい複雑な位置であるため、高い技術力と精密な設計が必要です。

そのため、経験の浅い矯正歯科医では治療が難しく、対応できる矯正歯科医師も限られています

岡山矯正歯科では、日本矯正歯科学会の認定医2名が在籍し、複雑な裏側矯正にも対応可能な体制を整えています。

さらに、口腔内スキャナーや3D設計システムを活用し、歯の裏側にぴったりと合うカスタムブラケットを製作することで、矯正治療の精度と快適さを両立しています。

2-3.裏側矯正のメリット

  • 見た目が気づかれにくい
     口を開けても矯正装置が見えにくいため、日常生活・写真・接客などで気を使うことが少ないです。
  • 唇や頬に当たりにくい
     矯正装置が裏側にあるため、表側矯正で起こりやすい「唇や頬の内側が擦れて痛い」というトラブルが比較的少ないです。
  • 前歯を引っ込めることに向いている
     前歯を後に引っ込める力をかけやすく、前歯や口元を大きく引っ込めることができます。

2-4.裏側矯正のデメリット

  • 費用が高い
     1人ひとりに合わせたオーダーメイドの矯正装置を作成するため、表側矯正やマウスピース矯正よりも値段は高額になりがちです。
  • 舌が擦れて痛いことがある
     矯正装置が裏側の舌に近い位置にあるため、慣れるまでは舌が擦れて痛くなることがあります。
  • 発音に影響が出ることがある
     特に治療初期は、舌に矯正装置が触れることで「サ行」や「タ行」などの発音がしにくいと感じる方も。ただし、3〜4週間程度で慣れることがほとんどです。
  • 歯磨きが難しい
     裏側は鏡でも見えにくく、ブラッシングがやや難しいため、虫歯や歯周病のリスクが上がることも。専用の歯ブラシや定期的なクリーニングが重要です。
  • 治療期間が長くなる場合も
     複雑な調整が必要なため、治療期間が若干長引く可能性があります。

2-5.岡山矯正歯科での裏側矯正の特徴

岡山矯正歯科では、裏側矯正を希望される患者さんに対して、次のような体制を整えています:

  • 認定医による精密診断と設計
     治療前に3Dシミュレーションで治療後の予測が見られるため、仕上がりのイメージが明確です。
  • 歯磨き指導や管理もサポート
     難しい清掃部位についても、歯科衛生士による丁寧なブラッシング指導でリスクを最小限に。
  • 見た目・機能・快適性のバランスを重視
     裏側でもしっかりと“噛める”治療を目指し、嚙み合わせの精度にも妥協しません。

裏側矯正(リンガル矯正)について、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラをどうぞ。

3. マウスピース矯正(アライナー)の特徴とメリット・デメリット

3-1.透明な装置で目立たない「マウスピース矯正」

マウスピース矯正は、透明なアライナー(マウスピース)を使って、段階的に歯を動かしていく治療方法です。

従来のワイヤー矯正と違い、金属の装置をほぼ使わず、装着していてもほとんど気づかれないことから、若い女性を中心に急速に人気が高まっています。

3-2.マウスピース矯正の仕組み

矯正治療前に口腔内スキャンとCTデータをもとに治療計画の3D設計を行い、「歯をどのように動かすか」を段階的にシミュレーションします。

それに合わせて、数十枚のマウスピースを製作し、1〜2週間ごとに交換しながら装着していくことで歯を少しずつ移動させていきます。

岡山矯正歯科では、「難しい」と言われる抜歯を伴うマウスピース矯正にも対応しており、専門医の診断と技術をもとにした設計で、より精度の高い治療が可能です。

3-3.マウスピース矯正のメリット

  • 透明で目立たない
     口元の印象を変えずに矯正できるため、「矯正治療中に人と会う予定が多い方」におすすめです。
  • 痛みが少ない
     マウスピースは歯に合わせて滑らかに作られており、ワイヤーのように頬や唇に刺さることがありません。
  • 取り外し可能で衛生的
     食事や歯磨きの時に外せるため、お掃除がしやすく衛生的であることも大きなメリットです。
  • 金属アレルギーの心配が少ない
     金属をほぼ使わない装置です。もしもアレルギーのある方はご申告頂ければ、金属の装置を使わないようにすることも可能です(症例によります)。
  • 通院頻度が少なくて済む
     1〜2ヶ月に1回の通院で済むため、仕事や育児が忙しい方にも適しています

3-4.マウスピース矯正のデメリット

  • 自己管理が重要
     1日22時間の装着が必要。自己管理が苦手な方には向かないこともあります。
  • 装着を忘れると治療が遅れる
     毎日の装着時間が足りないと、歯が計画通りに動かないため、綺麗に治らなかったり、期間が延びたり、追加料金が発生する場合も。
  • 複雑な動きには対応しにくい場合も
     重度の過蓋咬合の治療など、一部の動きはマウスピース単独では難しいことがあります(※当院では補助装置と組み合わせて対応可能な場合があります)。
  • 「安い」非専門型のマウスピース矯正治療には注意
     ネット注文や個人輸入型のマウスピース矯正や、一般の歯科医院でのマウスピース矯正は、歯根吸収、歯肉退縮や咬合不良のリスクが高く、トラブルが増えています。

3-5.岡山矯正歯科でのマウスピース矯正の特徴

  • 抜歯を伴う症例にも対応可能
     アライナー単独での限界を超え、複雑なケースもカバーできる専門家による設計力が強みです。
  • 補助装置の併用
     歯の大きい動きを可能にするために、必要に応じて歯科矯正用アンカースクリューなどの補助装置を設計段階から計画します。(歯科矯正用アンカースクリューについて、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラをどうぞ。)
  • Dental Monitoring導入で通院負担を軽減
     スマホで自宅から歯の動きを報告できるシステムを活用し、遠方や多忙な方の治療も快適に。(デンタルモニタリングについて、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラをどうぞ。)
  • 治療の見える化で安心
     治療前に3Dシミュレーションを提示し、「どんな歯並びになるのか」「どんな動き方になるのか」を事前にイメージできます。

マウスピース矯正(アライナー)について、さらに詳しくお知りになりたい方はコチラをどうぞ。

4. それぞれの矯正装置の費用と期間を比較

矯正治療において、多くの患者さんが特に気になるのが「値段(費用)」と「治療期間」です。

実際の初診相談でも、「一番安い装置はどれですか?」「早く終わるのはどの装置ですか?」といった質問は非常に多く寄せられます。

しかしながら、費用と期間は矯正装置の種類だけで決まるわけではなく、患者さん個々の症例の難易度や歯の動き方、年齢、協力度などによっても変動します。

以下は、あくまで一般的な目安ではありますが、矯正装置ごとの相場感と目安期間を表形式で比較したものです。

装置名費用相場(税別)治療期間の目安コメント
表側矯正約80〜100万円約1.5〜2.5年最も標準的な矯正装置。安定性・コスパ◎
裏側矯正約120〜150万円約2〜3年見えにくいが、費用と期間はやや多め
マウスピース矯正約90〜110万円約1〜3年症例により短期化も可能だが適応判断が重要

※診断料・精密検査料・調整料・保定装置費などは別途必要になる場合があります。詳細は矯正歯科医院ごとの料金体系によります。

4-1.値段の違いはどこからくるのか?

「同じ矯正治療なのに、なぜこんなに値段が違うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

費用の違いは主に以下の要因から生じます:

  1. 装置の製作コストの違い
     裏側矯正やマウスピース矯正は、患者さん個別にオーダーメイドで矯正装置を製作するため、その分コストが高くなります。
  2. 使用機材や技術料の違い
     裏側矯正では歯の裏側に合わせた特殊な装置が必要であり、高度な技術を要します。
     一方マウスピース矯正は3Dスキャニング・治療設計に専門的な機器が必要となります。
  3. 治療の複雑性や工程の違い
     装置によって必要な通院頻度・調整方法・管理の難易度が異なり、矯正歯科医院側の負担も異なるため、料金に反映されます。

4-2.「安い矯正」は本当にお得?

SNS広告やインターネットなどで「○万円から始められる矯正治療」といった言葉を見かけることがありますが、そのような極端に安い矯正プランには注意が必要です。

  • 歯の状態をしっかり診断しないままマウスピースだけ届く
  • 抜歯が必要なケースなのに非抜歯で行うことでむしろ出っ歯が強調される
  • 咬合(噛み合わせ)が整っておらず、お食事がしづらくなってしまう
  • 治療途中でトラブルが起きたとき、相談先がない

など、安いという価格だけで選んだ結果、満足な結果が得られないばかりか、治療のやり直しで二重の出費が発生するリスクもあります。

4-3.矯正期間は短いほど良いのか?

もちろん短期間で終えられるに越したことはありませんが、無理にスピード重視で進めてしまうと…

  • 歯根吸収のリスク
  • 歯肉退縮
  • 嚙み合わせが安定しないまま終了
  • 保定期間に後戻りしやすい

といった問題を招くことがあります。

当院では、患者さんの安全と長期安定を第一に考えた治療設計を行っております。

必要な治療期間をしっかり見極め、無理なく理想の歯並びへと導きます。

矯正装置ごとに費用や期間が異なります。
矯正装置ごとに費用や期間が異なります。

5. 見た目・痛み・嚙み合わせの違いを比較

矯正治療において、矯正装置選びの際に大きな影響を与えるのが、見た目・痛み・噛みやすさ(咬合)といった「矯正治療中の快適性」と「生活への影響」です。

ここでは、それぞれの矯正装置ごとの違いを詳しく比較・解説していきます。

5-1.見た目の比較

装置名見た目の印象コメント
表側矯正装置が見える白いブラケットやワイヤーで目立ちにくくする工夫も可能
裏側矯正見えにくい真正面からは分かりづらく、接客業の方に人気
マウスピース矯正ほぼ見えない会話していても気づかれにくく、写真写りも◎

「仕事柄、矯正装置を見られたくない」「結婚式や発表会がある」などの理由から、見た目を最重視したい方には裏側矯正かマウスピース矯正がおすすめです。

ただし、表側矯正でもセラミックなどの白いブラケットやホワイトワイヤーを選ぶことで、目立ちやすさを抑えることができます

5-2.痛み・違和感の比較

装置名痛みの程度(目安)違和感の特徴
表側矯正★★★★☆ワイヤーの締め付けによる痛み・口内炎などが出やすい
裏側矯正★★★★★ワイヤーによる痛み・舌の違和感・発音への影響がある
マウスピース矯正★★☆☆☆徐々に動かすため痛みは比較的少なめ

ただし、「痛い」と感じるかどうかには個人差があります

どの矯正装置であっても、装着初期や調整直後には「歯が浮いた感じ」「食べ物が噛みにくい」といった軽度の痛みや違和感はある程度避けられません。

マウスピース矯正は、マウスピースを交換しながら段階的に歯を動かすため痛みが小さく、痛みに敏感な方には向いている傾向があります。

5-3.嚙み合わせ(咬合)との相性の違い

矯正装置の選び方は、最終的な「咬合の完成度」にも影響します。

  • 表側矯正は3次元的に歯を動かすことができ、細かい噛み合わせの調整に最も適しています。
  • 裏側矯正も咬合の調整が可能ですが、難症例には技術力が問われます。
  • マウスピース矯正は咬合の調整が難しいため、矯正治療の専門家に任せる必要があります。

そのため、「見た目」だけで矯正装置を選ぶのではなく、噛み合わせに問題がある方や、矯正治療のゴールを高精度で目指したい方は、表側矯正を第一候補にするのがベストです。

5-4.見た目と機能のバランスをどう取るか?

「見た目が良くても、噛みにくくなったら意味がない」
「完璧に噛めても、装置が目立って仕事に支障が出たら困る」

このように、矯正装置の選択には、美しさ(審美性)と機能性(咬合)という両立すべき要素があります。

岡山矯正歯科では、患者さん一人ひとりの価値観やライフスタイルに寄り添い、最適な矯正装置を提案することを大切にしています。

6. 矯正装置ごとに向いている人のタイプ

矯正治療を始める際、どの矯正装置が自分に合っているのかを判断するのは、専門知識がない方にとっては非常に難しいことです。

そこでこの章では、各矯正装置の特徴をもとに「こういう方にはこの矯正装置がおすすめ」というパターンを詳しくご紹介します。

6-1.こんな方に「表側矯正」がおすすめ!

✅ 費用をなるべく抑えて、効果的に矯正治療したい

表側矯正は、コストパフォーマンスに優れた矯正装置です。

ワイヤーとブラケットによって細かな歯の動きにも対応できるため、複雑な症例にも安心して使用できます。

✅ 矯正治療の仕上がりが不安で、実績のある方法が安心

「とにかく一番スタンダードな方法で、確実にキレイに整えたい」

そんな方には、歴史も実績もある表側矯正がベスト。

多くの専門医が経験豊富で、トラブル対応も万全です。

✅ 歯並びも噛み合わせもしっかり整えたい

ワイヤーは「3次元的な歯の移動」に最も優れているため、噛み合わせや奥歯の調整も含めた治療をしたい方には最適です。


6-2.こんな方に「裏側矯正」がおすすめ!

✅ 見た目にこだわりたい/人前に立つ機会が多い

接客業・営業・芸能活動・講師業など、「常に人から見られる立場」の方には、装置が見えない裏側矯正が大人気です。

矯正中であることを気づかれづらく、自然な笑顔を保てます。

✅ 歯の表面に装置をつけたくない

見た目や虫歯リスクを気にして、「歯の表面は何も装置をつけたくない」という方にも裏側矯正は向いています。

✅ 上品な見た目と効果の両立を求める方

見えにくさと治療精度を両立できるため、美意識の高い大人の女性にも多く選ばれています。


6-3.こんな方に「マウスピース矯正」がおすすめ!

✅ 仕事・子育て・介護などで忙しい方

マウスピース矯正は、通院頻度が少なく、自己管理ができれば非常に効率的です。

岡山矯正歯科では「Dental Monitoring(デンタルモニタリング)」によるリモート管理も導入しているため、忙しい方も安心して続けられます。

✅ 食事・歯磨きを快適にしたい

マウスピースは自分で取り外せるので、ワイヤーのような食事制限がほぼありません

矯正装置の影響で「お肉が噛みにくい」「歯磨きがしづらい」といった悩みを避けたい方にはぴったりです。

✅ 金属アレルギーのある方/目立たない装置を求める方

金属をほぼ使わない透明な装置なので、金属アレルギーの方にも比較的安全

また、自然な見た目で治療中と気づかれにくいのも魅力です。


6-4.患者さんによって装置の「正解」は異なる

  • 同じ「出っ歯」で悩んでいても、仕事・年齢・ライフスタイル・口元の希望によって選ぶべき装置は変わります。
  • 重要なのは、「自分に合った矯正装置は何か?」を専門医と一緒に考えることです。

岡山矯正歯科では、初回相談時に患者さんのご希望を丁寧に伺い、複数の治療プランを比較提案しています。

「なんとなく目立たない矯正装置がいい」と思っていた方が、実はワイヤー矯正の方が合っていたというケースも少なくありません。

矯正装置ごとに向いている人のタイプが違います。
矯正装置ごとに向いている人のタイプが違います。

7. 装置選びで後悔しないためのポイント

矯正治療は「見た目の美しさ」だけでなく、「咬合機能」や「将来の健康」にも関わる医療行為です。

そのため、どの装置を使うかを安易に決めてしまうと、のちのち後悔することも少なくありません

以下では、実際にあった患者さんのケースも紹介しながら、後悔しない矯正装置選びのポイントをご紹介します。


■ ケース①:見た目だけでマウスピースを選んで後悔…

ある30代女性は「仕事中に目立つのが嫌だから」という理由で他院でマウスピース矯正を選択しました。
しかし、抜歯が必要な出っ歯症例なのに非抜歯で行ったため、思ったように歯が引っ込まず、満足のいく仕上がりにならなかったとのこと。
結果的に再治療を希望して当院に転院されました。

→教訓:「装置の見た目」より「自分の症例に合っているか」を優先すべき


■ ケース②:「安さ」に惹かれて通販型を選んだ結果…

SNSで話題のオンラインマウスピース矯正に申し込んだ20代男性。
安価なプランに惹かれて始めたものの、噛み合わせが悪化し、顎が疲れやすくなるトラブルに。
再設計もできず、「結局普通の矯正を選べばよかった」と後悔されたそうです。

→教訓:価格だけで選ぶと「安物買いの銭失い」になるリスクあり


■ ケース③:治療後に後戻りしてしまった…

40代女性。ワイヤー矯正で綺麗に仕上がったものの、保定装置(リテーナー)を装着する指示を軽視し、徐々に歯が元の位置に。
治療費も時間もかけたのに、またやり直しが必要になってしまいました。

→教訓:装置選びだけでなく、治療後の保定まで含めた計画が重要


■ 後悔しないためのチェックリスト

以下の項目を意識して選ぶことで、装置選びの失敗を減らすことができます:

  • 症例に適した矯正装置かどうかを専門医に確認したか
  • 見た目・費用・通院のしやすさの優先順位を明確にしたか
  • ✅ ゴール(どんな歯並びや口元にしたいか)を明確に伝えたか
  • ✅ 将来の生活(妊娠・転勤・結婚など)も見据えた選択をしたか
  • ✅ 安すぎる矯正プランに飛びついていないか

■ 岡山矯正歯科では「後悔のない選択」を全力でサポート

当院では、カウンセリングの段階で以下のような情報をお伝えしています:

  • 表側矯正・裏側矯正・マウスピース矯正のそれぞれのメリット・デメリット
  • 抜歯の有無や症例の難易度を含めた治療設計の根拠
  • 将来的な口元・横顔の変化(Eラインなど)についての説明
  • 矯正装置ごとの費用・期間・注意点を比較できるチャート提示

患者さんが「きちんと納得して選ぶこと」が、後悔のない矯正治療の第一歩だと私たちは考えています。

8. 岡山矯正歯科での装置選択のサポート体制

「どの矯正装置がいいのかわからない」
「歯並びだけでなく、横顔や口元のバランスも考えたい」
「治療の進み具合や将来の変化も重視して矯正装置を選びたい」

こうした患者さんの声に応えるために、岡山矯正歯科では「納得できる矯正装置選び」を徹底サポートしています。

この章では、当院が提供している矯正装置選択に関するサポート体制を、7つのポイントに分けてご紹介します。


■ ① 認定医2名体制でのWチェック

当院には、日本矯正歯科学会の認定医が2名在籍しており、初診相談時から2名体制による診断・検討が行えるのが強みです。

1名の判断では見落とされがちな部分も、別の視点からのチェックを行うことで、より安全で確実な治療方針を導き出せます。


■ ② 3Dスキャナー&CTによるデジタル診断

患者さんのお口の状態を口腔内スキャナー(iTeroやShinning Aoralscan elite)とCTでデータ化し、治療前から歯の動きや口元の変化を3Dで確認できるシステムを導入しています。

「この装置を選ぶと、横顔はどう変わるの?」
「抜歯あり/なしで仕上がりはどう違う?」
といった不安も、症例によってはシミュレーション画像を見ながらご説明しますので、ご自身の未来を具体的に想像できます。


■ ③ 複数の装置プランを並べて提案

患者さんの状態に対して、必ずしも「この矯正装置でなければならない」という決まりはありません。
当院では、

  • 表側矯正の場合
  • 裏側矯正の場合
  • マウスピース矯正の場合

それぞれの費用・期間・見た目・嚙み合わせ・生活のしやすさなどを、比較表や口腔内写真を交えて説明しています。

→「ただ言われるままに選ぶ」のではなく、自分で納得して選ぶことができます


■ ④ 難症例への対応力

他院で「この歯並びはマウスピースでは難しい」と言われた患者さんが、当院での診察によって治療可能であったケースも多数あります。

これは、抜歯を伴う症例にも対応可能な高精度の治療技術と、骨格分析・咬合設計を熟知した認定医の存在によるものです。

→「装置の選択肢が限られていた」方にも、新たな可能性をご提案できます。


■ ⑤ スタッフによるフォローと患者さんの声の共有

矯正装置選びには不安・迷い・緊張がつきもの。
そんなとき、当院のスタッフが過去に同じような治療を受けた患者さんの声や体験談をご紹介しています。

「実際にこの矯正装置で良かったと思えた」
「通勤中のマウスピース装着はどう工夫しているか」
など、“リアルな体験談”を通して患者さんの不安を和らげるよう努めています。


■ ⑥ LINE相談・遠隔モニタリング対応

初診相談のあと、家に帰ってから「やっぱり気になることがある」と思ったときでも大丈夫。
LINEでの相談窓口を設けており、矯正装置選びに関する追加質問にも対応可能です。

また、矯正治療中のモニタリングにもDental Monitoring(デンタルモニタリング)を活用し、遠方や多忙な方でも無理なく装置選択~治療管理まで進められます。


■ ⑦ “見た目”だけでなく“健康な咬合”も重視

矯正装置を選ぶ際に見落としがちなのが、「嚙み合わせの完成度」です。
どんなに見た目が美しくても、嚙み合わせが不安定では将来的に健康リスクが高まります。

岡山矯正歯科では、見た目と咬合機能の両立を第一に、矯正装置の選択を患者さんと一緒に行っています。

9. よくある質問(FAQ)

ここでは、実際に患者さんから多く寄せられる「矯正装置選び」に関する質問にお答えします。

不安や疑問が少しでも解消されれば幸いです。


Q1. ワイヤー矯正はやっぱり痛いですか?

A. はい、初回の装置装着時やワイヤー交換後に、歯が押されるような違和感や軽い痛みを感じる方が多いです。
ただしこれは数日〜1週間程度で弱まるケースがほとんどです。

また、当院では痛みの少ない細いワイヤーから段階的に進めることで、痛みを最小限に抑える工夫をしています。


Q2. 見た目を優先するなら裏側矯正とマウスピース矯正、どちらがおすすめ?

A. どちらも目立たない矯正装置ですが、それぞれに特徴があります:

  • 裏側矯正:気づかれにくい。見えづらいですが完全に見えないわけでは無く、大きくお口を開けると見えます。
     →「接客業」や「表情の印象を重視したい方」に人気。
  • マウスピース矯正:透明で自然、近くでよく見ないと気づかれない。
     →「取り外しができること」を重視する方、より目立たない装置をご希望の方におすすめ。

生活スタイルやご職業に応じて、個別に最適な選択をご提案いたします。


Q3. 治療費を分割で払うことはできますか?

A. はい、当院では治療費の分割支払い(デンタルローン)にも対応しています。
「月々1万円前後から始められるプラン」などもご提案可能です。

一括払いが難しい方でも、無理なく計画的に矯正治療が進められる仕組みをご用意しています。


Q4. 抜歯が必要かどうかは、いつわかりますか?

A. 当院では初回相談の際に抜歯が必要であるかどうかをご説明しております。また、「抜歯が必要な理由」や「抜歯の有無による仕上がりの違い」などもご説明いたしております。


Q5. 子どもでも裏側矯正やマウスピース矯正はできますか?

A. 症例や年齢によって可能な場合もありますが、子どもの成長段階では裏側矯正が適していないケースが多いです。
ただし、高校生以降で永久歯列が完成していれば裏側矯正の対応が可能な場合もあります。
マウスピース矯正はお子さんでも可能です。

一人ひとりの成長状況や生活スタイルに合わせて、最適な装置をご提案いたします。


Q6. 矯正装置選びはあとから変更できますか?

A. 治療開始後の途中変更は基本的にはおすすめしませんが、症状や患者さんの状態により対応できる場合もあります。
ただし、追加費用が必要になることがありますので、
できるだけ治療開始前に十分な相談・検討を行うことが大切です。


このほかにも気になることがあれば、お気軽に初回相談の際にご質問ください。

矯正装置の見た目・値段・機能、そして将来の安定性まで、患者さんの視点に立ったご説明をお約束いたします。

10. まとめ:装置選びはライフスタイルと目的に合わせて

「矯正治療をしたいけれど、どの装置が自分に合っているのかわからない」
「見た目を優先すべきか、それとも噛み合わせ重視か…」
「費用が気になるけど、安いだけで選ぶのも不安…」

この記事を読まれているあなたも、きっとこうした迷いを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

それは、とても自然なことです。
なぜなら、矯正治療は「見た目」だけでなく「生活」や「将来の健康」にも深く関わる医療だからです。


■ 正解は「人それぞれ」。だからこそ大切なのは“自分にとってのベスト”を見つけること

矯正装置にはそれぞれに明確な特徴があります。

  • 表側矯正は、確実性が高く、費用も抑えられる
  • 裏側矯正は、見た目に配慮したい方にぴったり
  • マウスピース矯正は、取り外し可能でライフスタイルに柔軟に対応できる。

大切なのは、「どれが一番優れているか」ではなく、
「自分の症例・生活・価値観にとって、どの矯正装置が一番フィットしているか」を見極めることです。

たとえば、同じ「出っ歯」に悩んでいる患者さんでも、

  • ある人は「写真に映る横顔が気になるから、口元をしっかり引っ込めたい」
  • 別の人は「見た目よりも、食べるときの噛みやすさを優先したい」
  • また別の人は「できるだけ目立たずに治したい」

このように治療のゴールも、求めるプロセスも一人ひとり違います


■ 見た目・費用・機能性… 迷ったときは「優先順位」を明確に

矯正装置選びに迷ったときは、以下のように「自分の中で何を優先したいのか」を考えてみてください。

  • 見た目(目立たないことが最優先?)
  • 費用(治療にかけられる予算は?)
  • 痛みや違和感(できるだけ快適な装置を選びたい?)
  • 噛み合わせ(咬合の完成度を最重要視したい?)
  • 通院頻度(遠方や忙しい方は管理のしやすさも重要)
  • 自己管理のしやすさ(取り外し式の管理ができそうか?)

優先順位が明確になると、装置の選び方にも納得感が生まれます。


■ 一人で悩まず、「矯正専門医」と一緒に考えるのが安心

どれだけ調べても、ネットには「自分の歯並びに合った答え」は載っていません。
だからこそ、矯正歯科専門のクリニックで診断を受け、専門医と一緒に治療計画を考えることが何より大切です。

岡山矯正歯科では、以下のようなサポートをご用意しています:

  • 認定医によるダブルチェック体制
  • 3Dシミュレーションによる治療後の見える化
  • 表側・裏側・マウスピースの3種類すべてに対応
  • 治療費用・期間・メリット・デメリットの比較提案
  • LINEやリモートモニタリングなど、治療継続サポートも充実

さらに、「できるだけ目立たない矯正装置が良い」といった希望に対しても、柔軟な治療設計が可能です。


■ 装置選びはゴールの通過点。大切なのは“その先の未来”

矯正装置を選ぶことは、矯正治療の「スタート地点」にすぎません。
本当に大切なのは、
「矯正装置を通して、どんな未来を実現したいか」というゴールのイメージです。

  • 人前で堂々と笑えるようになりたい
  • 結婚式の写真を自信のある笑顔で残したい
  • 子どもに「お母さんってキレイ」と思ってもらいたい
  • 食べることをもっと楽しみたい
  • 歯の健康を守って、将来も自分の歯で過ごしたい

矯正装置選びは、その大切な一歩です。


■ 最後に:迷ったら、まず相談から始めてみませんか?

矯正治療は、時間もお金もかかる医療行為です。
だからこそ、「自分のための選択」であることを大切にしてほしいと、私たちは考えています。

岡山矯正歯科では、初回相談を無料で行っており、無理な勧誘は一切ありません。
「装置について知りたい」「自分の場合はどれが合うのか教えてほしい」
そういったご相談だけでも大歓迎です。

笑顔の自信は、未来を変える力になります。
あなたが心から納得できる装置と出会い、人生を前向きに変える矯正治療が始まることを、心から願っています。

当院では、一人ひとりの患者さんに最適な矯正治療を提案し、治療中も患者さんが相談しやすい快適な環境を作るよう心掛けています。

矯正治療に興味のある方はお気軽にご相談ください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

この記事を読んだ方が、より良い矯正治療を受けられることを願っています。

今後もどうぞご贔屓ご鞭撻のほどを。

💬 \お気軽にご相談ください/
初診相談はWebやお電話で受付中。
患者さん一人ひとりに合った矯正装置を、専門医と一緒にじっくり選びましょう。

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